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滋賀県(鮒ずし・近江牛県)にいると言われる妖怪一覧

  • アブラボウ

火の怪。油坊。野洲郡欲賀村。春から夏にかけ、夜出る怪火を油坊という。その炎の中に多くの僧形が見えるからという。昔、比叡山の僧侶で灯油料を盗んだ者の亡霊がこの火になったと伝える。

 

  • ガワタロウ

水の怪。河童。伊香保郡熊野村には、ガワタロウが相撲を挑んだが、角石で頭を打たれたため謝罪して魚を持参した話がある。野洲郡北里村江頭─ある農民の留守宅に、亭主に化けてきてその妻と同宿した。その後、夫が戻り、真贋を競って化けたことがばれ、打ち殺されようとしたが詫び言をいって許してもらった。その恩に、夫に徳を得させようと、大鮒ふなを二枚ずつ二、三日ごとに持ってきたので夫婦は暮らし向きがよくなった。十年ほどたって河童が来、近頃は新田が多くなって魚を取ることがことのほか不自由になった、もはや許したまえといい、その後は絶えた。

 

  • グヒンサン

山の怪。天狗の類。高島郡柏のある人が幼いとき、絵にかいたグヒンサンのような男に連れられて大空を飛び、祭り見物をしたという。翌日、その男がまた現れてその人を阿弥陀山の頂上に置き、高島町大溝に火をつけにいったが、隙間がなくて失敗したといったという。

 

  • ツルベオロシ

道の怪。釣瓶落ろし。釣瓶落としとも。彦根市にはこの名の怪物が通行人の頭上へ木の枝から釣瓶を落とすという寂しい所があった。

 

  • ドテンコ

ツチノコのこと。ゴハッスンとも。